今回ご紹介するのは、ヨガインストラクターとしてヨガ教室を行いながら、心身の健康管理に関する講座の開催、コラムの執筆など幅広く活動をしていらっしゃる中里恵美子さんです。
健康管理士の資格に興味を持ったきっかけ、選んだ理由を教えて下さい。
健康管理士の資格に興味を持ったきっかけ、選んだ理由を教えて下さい。
私は日頃、ヨガインストラクターとして心身健康の座学や実践法、生活習慣などを指導していますので、老若男女問わず生徒さんから健康に関する相談やアドバイスを求められます。そこで、生活習慣病からメンタルヘルスなど健康について広く理解して、説明・指導できるように、体系的に学びたいと思いました。
まず一人が健康になれば、家族、地域へと健康の輪が広がり、豊かな社会と未来へと繋がると思っています。
かねてから健康や心身について勉強をしていたものの、バラバラの情報をいくら集めても、全体的に繋がらないパズルのような感がありました。また、昨今の情報社会では様々な健康情報がありますが、裏付けのないものも多々あります。
健康管理士を選んだ理由は、厚生労働大臣指定講座として信頼のおける資格であること、しっかりと時間をかけて体系的に学ぶことができること、そして、資格取得前後のサポートが充実していることです。
健康管理士の資格を取得された後、どのように活用されていますか?
健康管理士の資格を取得された後、どのように活用されていますか?
まず自分自身の健康にとても役立っています。健康管理士の学びを通して、心身の仕組みや病気のメカニズムを知り、生活習慣の見直しなど日々意識するようになりました。
また、生徒さんからの健康に関する相談やアドバイスに答えたり、クラスや講演で健康についてお話ししたりする際のバックグラウンドとして、健康管理士は心強い味方です。
全米ヨガアライアンスRYT200時間を修了した「ヨガインストラクター」というだけでなく、厚生労働大臣指定講座を修了した「健康管理士」であることで、健康のプロとして相談される方や企業の担当の方に安心、信頼していただけるのが嬉しいです。
学術誌『ほすぴ』が定期的に届くので、最新情報を仕事に活かすことができます。また、認知症グループホームや自治会主催ヨガクラスなど、高齢者や成人病のある方がいる場所も多いので、健康について学ぶことで怪我や急変など無いよう気をつけています。
健康に暮らすために、ご自身のライフスタイルで気を付けていることを教えてください。
健康に暮らすために、ご自身のライフスタイルで気を付けていることを教えてください。
健康を指導する本人が心身健康であることが一番重要だと思っていますので、自分自身の健康を維持することに日々気を付けています。
加齢による身体機能の低下や寒暖差による不調、人間関係や災害などのストレスや不安などは誰にでもつきものなので、生身の身体を意識して生活リズムに無理のないように心がけています。
また、健康を維持するために、ほんの少しずつでも、毎日実践することを意識することです。とくに食べること、寝ることは1日24時間の大半を占めますので、質と量に気を付けています。
日々の練習は、意思に任せると「今日は特別」などと理由をつけてやらなくなる性分なので、毎日やると決めていることもあります。忙しい朝にやるのは面倒でしたが、習慣になると歯を磨くような感じで、自然にやるようになるから不思議です。
ヨガの修習として、毎朝水のシャワーを浴び、大きめマグカップ2杯の白湯を飲み、朝ごはん前に数十分のヨガと瞑想、チャンティングを継続しています。実は4年前まで、毎日晩酌で500mlのビールを2本飲んでいましたが、すっかりやめました。おかげで睡眠の質が良く、肌荒れがなくなりました。
健康管理士のテキストを読み、心身のマニュアルとして活かしています。
健康管理士として、今後はどのような方向性で活動をしていきたいとお考えですか。
健康管理士として、今後はどのような方向性で活動をしていきたいとお考えですか。
健康管理士として多くの方に健康リテラシーをお届けしたいと考え、専門家としてコラムを執筆しています。ヨガ指導と並行して、書く機会をもっと増やしていきたいです。また、法人会で経営者に向けて健康経営講演会を行い、健康管理のニーズを実感しました。
高齢化や精神疾患による企業生産性の低下に対して、健康管理は重要な企業戦略となりますので、さらにプレゼンテーション資料を推敲し、講演活動をしていきたいです。
先日インド大使館にて、AYUSH省情報局のセレモニーに参加させていただきましたが、AYUSHのYはヨガを意味します。このように、日本の行政や教育にもヨガと健康管理が行き渡る日がくると嬉しいです。
人体の寿命は、健康なら120歳まで生きると言われています。
いつかは離れる身体ではありますが、心身健康であることで精神の健康に繋がります。
元気で笑顔の大人が多ければ、子どもたちの希望となり、そのまた次世代へと希望が続いていくことを願い活動しています。