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    ニュース156号

    群馬ヤクルト販売株式会社  人材開発部 部長 竹垣 咲紀 さん

    ~企業編~

    健康管理士30周年を記念して、今回のインタビューでは、企業として健康管理士の取得を推進されご活用いただいている、群馬ヤクルト販売株式会社・人材開発部部長でいらっしゃる竹垣咲紀様にお話を伺いました。

    健康管理士を企業として推進している理由についてお聞かせください。

    健康管理士を企業として推進している理由についてお聞かせください。

    ヤクルトグループでは、「予防医学」、つまり「病気にかかってから治療するのではなく、病気にかからないためのカラダづくりが重要である」という考え方を全社共通の企業理念としています。
     このコンセプトに則って事業を展開していくためには、従業員一人一人が予防医学の「知識」を習得し、その「意義」を深く理解しなければなりません。こうした人材教育を推進する上で、「健康管理士」の学習プログラムや資格制度はぴったりフィットしていると考えています。健康管理士の学習で得た知識や考え方は、商品知識を理解することにはもちろん、お客様の健康と笑顔をサポートするための大きな土台になっていると感じています。

    健康管理士導入の経緯についてお聞かせください。

    健康管理士導入の経緯についてお聞かせください。

    弊社で健康管理士を導入し始めたのは2003年からですので、来年でもう20年のお付き合いになります。その頃行っていた社員やスタッフ向けの講演会や研修会に、日本成人病予防協会の役員の方をお迎えしたことがきっかけで健康管理士をご紹介いただきました。
     当時、弊社社長は、「私たちの思いが込められた商品を、決して押しつけるように売ってはいけない。しっかり商品の良さを理解していただくことが大切だ」とよく申しておりました。そして何より、「お客様に心から健康になっていただくお手伝いをする」という思いを伝える、そのために健康管理士の教育はとても良いと考えました。商品だけでなく、その商品を売る「人」の価値を高めることもとても重要なのだと。こうして、弊社での健康管理士の導入が始まり、現在では、総合職の社員および県内に33カ所あるサービスセンターのマネージャー全員に健康管理士の取得を推奨し、日頃の業務に活用するよう指導しています。

    健康管理士の魅力について、どのように感じていらっしゃいますか?

    健康管理士の魅力について、どのように感じていらっしゃいますか?

    まず感じることは、健康管理士の学習はとても幅広いですよね。普段の食事・栄養や運動に関することだけでなく、様々な病気のメカニズム、メンタルヘルス、薬、東洋医学に至るまで、色々な側面から健康の知識を得られますので、その知識が実際にお客様と会話をする際の「自信」になり、それが「信頼」の構築につながります。特に、若い世代の社員が知識を得て活用し体験を積み重ねることは、健康の重要性を理解する上でとても役立っていると感じています。
     また、私たちはヤクルトを「売る」会社だと思われがちですが、私たちの目的や使命は「地域の皆様に健康になっていただくこと」であり、「心からお客様の健康を願っている」という思いを伝えることです。きちんと学び、資格を持っていることで、お客様から「プロ」として見ていただけることも大きな魅力だと思います。

    健康管理士の活用事例などをお聞かせいただけますでしょうか?

    健康管理士の活用事例などをお聞かせいただけますでしょうか?

    健康管理士の肩書きや習得した知識は、各部門の特徴に沿って活かされています。例えば、宅配サービス部では、ヤクルトスタッフへの教育・指導のほか、直接お客様と接する際のコミュニケーションの充実に。直販サービス部では、スーパーのバイヤーの方、店舗担当者や自動販売機設置先担当者との商談の場面や、学校、病院、高齢者施設への給食提供の場面での健康知識や情報提供などに。未来価値創造部では、地域貢献のための健康教室をはじめ各エリアでの弊社の価値普及を目的として、健康の知識や情報を活かした活動を行っています。

    活動現場の様子

     また、弊社では「健康経営」に力を入れて取り組んでいます。2022年度も「健康経営優良法人・ブライト500」に2年連続で認定されました。この認定を取得するためには、社内向けの健康推進プロジェクトや取り組みはもちろん、社外への活動も求められます。弊社では6年ほど前から、群馬県をはじめ、県内16の市町村と「地域包括連携協定」を結び、地域と一緒に健康社会を創造する様々な活動を行ったり、県内の複数の会社を訪問して、社内で推進している健康への取り組みを紹介したりセミナーを行ったりしています。健康経営の推進に携わる社員は全員健康管理士であり、健康の輪を広げる意識を持ちながら肩書きや知識を積極的に活用しています。

    健康管理士の活用について、今後の方向性をお聞かせください。

    健康管理士の活用について、今後の方向性をお聞かせください。

     「人生100年時代」に向けて、「健康の価値を普及する意義」はますます高まっていくと思われます。健康経営を推進する流れに沿って、今後、社内向けには健康管理士の取得で得た知識や考え方を社員の自己実現やキャリ形成に活かしていけるサポートを行い、社外向けには個人のお客様および地域との連携をより充実させていく、こうした活動を通じて会社と地域が一体となり、「健康・元気・笑顔」をさらに広げていきたいと考えています。

    活動現場の様子

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    インタビュー

    健康管理士としてご活躍中の方に、資格に興味を持ったきっかけや通信講座での勉強方法、現在、どのように資格を活かしているか等を実際にインタビューさせていただいた内容をまとめてあります。

    活動の現場

    健康管理士の方に2ヵ月に1回偶数月の末にお送りしている「健康管理士ニュース」に掲載されている「活動の現場(健康管理士インタビュー)」のバックナンバーです。

    活動事例

    健康管理士一般指導員としてご活躍いただいている方々から寄せられている「活動事例」を、主にご活躍いただいている場所(ステージ)別に、5つに分類してご紹介します。

    その他

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