健康管理士30周年を記念して、今回のインタビューでは、企業として健康管理士の取得を推進されご活用いただいている、株式会社ポーラ・執行役員でいらっしゃる宮杉彰様にお話を伺いました。
健康管理士を企業として推進している理由についてお聞かせください。
健康管理士を企業として推進している理由についてお聞かせください。
弊社では、「私たちは、美と健康を願う人々および社会の永続的幸福を実現します」という企業理念を掲げています。
ポーラには、長い年月をかけて「美しい肌」を追求してきた歴史がありますが、真に目指すものは、年齢に捉われず、心身ともに美しさが満たされ、周囲や社会と関わり合い影響し合いながら輝く「美しい人」です。
このコンセプトに基づいた事業を展開していく上で、「美」は「健康」とともに成り立っているということを重視しています。お客さま一人ひとりに最適な提案をし、お客さまの満足を高め、繋がりを深めていくためにも、「外からのケア」だけではなく、「内側からのケア」の提案が必須です。
そのためには「美」を追求する商品知識や活用方法と併せて、「健康」を理解し追求するための知識が必要であり、「健康管理士」はそのために大変有効であると実感しています。
健康管理士導入の経緯についてお聞かせください。
健康管理士導入の経緯についてお聞かせください。
日本成人病予防協会様とは、もう20年以上に渡るお付き合いをさせていただいておりますが、最初は社員や販売員向けの講演会やセミナーにお招きし、健康の大切さをお話いただいたことからのスタートだったと思います。
そうした機会に健康管理士をご紹介いただいたことをきっかけに、販売員の方々が魅力を感じ、資格取得者が増えていきました。
その後、弊社主力商品の販路を拡大していく活動の中で、改めて協会様と協力していく方向性で合意を得て、各地の研修会で健康の基礎知識や商品に合わせた知識をご指導いただくようになりました。
そして、現場の販売員から「健康管理士は活かせる知識・活かせる肩書き」であるという声が多数集まるようになり、その後、健康管理士の資格取得に対して予算化をし、会社としても健康管理士の有効活用に積極的に取り組んでいます。
健康管理士の魅力について、どのように感じていらっしゃいますか?
健康管理士の魅力について、どのように感じていらっしゃいますか?
まず感じることは、「美と健康」を伝える担い手としての「自信」に繋がるという点です。健康管理士の幅広い学習により知識の引き出しが増えますので、お客さまに合わせて幅広い分野からアプローチできるようになります。
そして、それがお客さまとの「信頼」に繋がります。
また、健康管理士は厚生労働大臣指定講座で学べることや、数ある資格の中で30年の歴史があること、7万人を超える資格者を輩出しているという実績に対して、私どもも大きな信頼感があります。
健康管理士の活用事例などをお聞かせいただけますでしょうか?
健康管理士の活用事例などをお聞かせいただけますでしょうか?
現場でお客さまと対応している社員や販売員から、資格を活用しているという嬉しい声が数多く集まっております。印象的なものとしては、最初のカウンセリングの際、よくお客さまの肌の悩みと併せて、体調のことやストレス面の話題が出る。
その場合、アドバイスをする前に、お客さまの状況やお悩みを理解できるかどうかがとても重要になるわけですが、幅広く習得した健康管理士の知識が活かされている。
そして、「この人にはもっと色々な事を相談できる」と思っていただけるようになったこと。あるいは、自分がより健康的になったことで、「美を追求するスペシャリスト」として、お客さまからの信頼が高まったこと。また、「私は健康管理士ですので、美と健康の両面で何でもご相談ください」と言うと、第一印象が良くなる実感があること。
さらには、長く継続しておつき合いしていただいているお客さまには、定期的に届く「ほすぴ」の知識や最新情報などを活用することで新しい話題や情報を提供できること等々、活用の幅は広がっていると感じています。
健康管理士認定30周年に対して、ひと言メッセージをいただけますでしょうか。
健康管理士認定30周年に対して、ひと言メッセージをいただけますでしょうか。
健康管理士認定30周年おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。少子高齢化の時代、生涯その人らしく美しく生きるためには、健康の知識は欠かせないと考えております。
これからの社会の中、ますます必要とされる資格として、さらに取得者が増え、健康な社会づくりへの貢献に寄与されますことを祈念いたします。